NCグリップフィーダ : Gシリーズ

プレス追従回転数1000spmの両側送りタイプと、送り長さ110mmまで対応可能な片側送りタイプ、2種類のグリップフィーダをラインアップしています。

材料リリース機構にはインバータ駆動の電磁石を採用しており、エア供給は不要です。安定したリリースタイミングが得られるだけでなく、材料加圧力の数値制御も可能です。

コントローラ 470Cでは、指定された送り長さとプレス回転数から加速度を自動調節します。また、オプションユニットMP6によりマルチレイヤ運転が可能になりました。送りモータの負荷を監視するレベルメータも標準搭載されました。

機種名材料の限界最大プレス回転数
[spm]
最大送り長さ
[mm]
最大幅
[mm]
最大厚さ
[mm]
TG4401200.81000
G111101200.8600

プレス機と同期をとるための専用エンコーダの設置が必要です。オプションにて、フィード及びリリースのプレスカム信号入力での運転が可能です。プレスカム信号運転仕様の場合の追従回転数は300spmまでとなります。


他のシリーズとの比較は製品情報をご覧下さい。

TG4

TG4.jpg

ふたつの可動グリップが交互に材料を搬送します。1000spmのプレス回転数に追従可能です。

最大材料幅は120mmで、最大送り長さは40mmまでとなっております。

TG4
材料の限界最大幅120mm
最大厚さ0.8mm
最大プレス回転数1000spm
材料搬送方式サーボモータによるグリップ駆動
送り長さ最大 40.00mm
0.01mm単位設定
送り加速度自動計算 *
材料加圧方式電磁石
加圧能力100~1000N
91段階設定
材料リリース方式ばね
使用電源三相 200V±10%, 50/60Hz
製品重量43kg
* 設定されたプレス速度と送り角度により計算されます。

実際に加工を行っている動画をご覧いただけます。映像部分をクリックすると再生が始まります。再生時は音が出ますので、音量にご注意下さい。
※動画は同スペックの旧製品、GT40です。


TG4のプレス速度に対する送り性能は下表の通りです。
詳細は送り性能計算フォームにて確認できます。

プレス回転数
[spm]
最大送り長さ [mm]
送り角度
180°
送り角度
210°
10003.14.9
9004.26.5
8005.98.9
7008.512.6
60012.618.3
50019.628.3
40033.240.0
30040.040.0

G11

G11.jpg

最大送り長さが110mmまで設定可能なNCグリッパーフィーダです(可動グリップはひとつです)。最大材料幅は120mm、最大プレス回転数は600spmまで追従します。

グリップの往復を異なる加速度とする新制御を搭載しました。送り角度を大きく確保出来る場合には、従来機(GL110)よりも材料のスリップが発生しにくい条件で動作します(特許出願済)。

G11
材料の限界最大幅8 ~ 120mm
最大厚さ0.8mm
最大プレス回転数600spm
材料搬送方式サーボモータによるグリップ駆動
送り長さ最大 110.00mm
0.01mm単位設定
送り加速度自動計算 *
材料加圧方式電磁石
加圧能力100~1000N
91段階設定
材料リリース方式ばね
使用電源三相 200V±10%, 50/60Hz
製品重量42kg
* 設定されたプレス速度と送り角度により計算されます。

G11のプレス速度に対する送り性能は下表の通りです。
詳細は送り性能計算フォームにて確認できます。

コントローラ 470C

パネルの表記は英字のみとなります。

設定表示説明

430_CNT_DISP.png
  1. クランプ加圧設定
  2. 送り開始角度設定
  3. 送り終了角度表示
  4. 送り干渉角度設定
  5. リリース開始角度設定
  6. SPM設定
    ・プレス運転時:プレス回転数表示
    ・プレス停止時:プレス停止角度表示
  7. リリース終了角度設定
  8. 加速度表示
  9. 送り長さ設定

操作パネル説明

430_CNT_PANEL.png
  1. サーボモータ負荷モニター表示
    (特許出願済)
  2. クランプ開閉スイッチ
  3. 1工程送りスイッチ
    • このスイッチ単独では操作出来ません。"→"スイッチと併用。
  4. + / -スイッチ
    • Run時:1工程送りスイッチを押した状態で、1工程送りの速度変更。
    • Set時:設定項目の数値変更
  5. ← / → スイッチ
    • Run時:寸動送り 
      • 1工程送りスイッチを押した状態で "→" を押すと1工程送り。
    • Set時:設定項目箇所への移動
  6. リリース同期運転スイッチ
  7. フィード同期運転スイッチ
  8. 設定状態または運転状態の切替スイッチ

Gシリーズのコントローラーは外見は共通ですが、それぞれ設定が必要なため互換性はなく、共通使用はできません。また、他の製品との互換性もありません。


データバンク MP6のオプションを組み合わせることによって、送り長さ、送り角度、リリース条件の設定を99セット記憶させることが可能です。
幾つかの金型を載せ替える場合の設定が簡略化出来ます。ぜひ、ご検討願います。
→ 詳細はこちらのページへ

お知らせ

2017/2/23

材料切れセンサ信号の単独出力モードを追加しました。内容は、こちらからご確認下さい。